この頃よくインフレ、インフレだから大変などニュース等でよき耳にすると思います。
インスフレが起こると、私たちの生活にどのような影響があるのでしょうか。
自らの生活にどのような影響があり、どうしたら良いかが一番関心あるかと思います。
私たちは今後どのようにしていけばよいのしょうか。
そのあたりを詳しく解説出来ればと思います。
インフレとは?
そもそもインフレとは何でしょうか?
「インフレ」とは「インフレーション」の略で以下意味となります。
一般的物価水準が継続的に上昇し続ける現象
簡単に言えば、物価、モノの価格(商品の価格)が上がり続けることですね。
みなさんもご存じだと思いますが、今年、様々なモノの価格改定が行われ、値段が上がりました。
スーパーで買い物をしているとわかるかと思いますが、日用品や食品の値上げが結構見受けられますね。
また私は居酒屋に呑みに行くことが多いのですが、1杯あたり飲み物代や1品あたりの食べ物代が思ったより上がってます。
大手外食チェーンでさえ、メニュー価格から平均50円アップしたとも言われていますね。
さらに、電気代も2割程度上がったと言われております。
さずがインフラ関連の値上がりは生活に直結しますので、日本政府から電気代高騰対策として電気代の負担における軽減策について打ち出される予定ですが、、、
こうみてみると、かなりのモノ、サービスが今年値上げされていますね。
なぜここまでいろいろなモノの値段が上がったのでしょうか。
モノの価格が上昇 なぜ?
- 世界的にインフレ
- 円安
以上が理由と言われています。
世界的にインフレ
日本は様々なモノを海外から輸入しております。
わかりやすい例ですと、現在、小麦消費量のうち、日本国内生産小麦は約14%、約86%が輸入でまかなわれていると言われております。
米国やカナダからの輸入がほぼ8割強占める中、2022年11月7日現在でも米国、カナダの物価が高騰しており、小麦の国際価格が高騰しております。
そうすると輸入にたよっている日本は、小麦粉、小麦粉からつくられる製品、パン、パスタなど、高騰した価格分、値段に上乗せされて値段が上がるのは当然ですね。
ではそこまでなぜ世界的にインフレになったのか? こちらについて見て行きましょう。
コロナ影響下における米国、ヨーロッパ経済の成長
2021年の4月ごろからアメリカやヨーロッパでインフレは起こりつつありました。
理由はコロナに対する経済対策と言われております。
コロナ禍、消費が落ちた経済を何とか立て直そうと米国などは現金給付等かなりの経済対策を行いました。
そのおかげで消費も回復して来たのですが、コロナ禍で外出禁止やリモートワーク主体の中、失業給付金の大幅増やコロナの後遺症により、就業できないなど、様々な要因がかさなり、雇用が落ち込みました。
消費は回復しましたが、人材が不足が露呈し、人材確保のために、賃金が上昇。
賃金が上昇すると、モノ、サービスの価格に上昇賃金代等上乗せせざるを得ず、インフレが加速。
インフレが加速すると生活苦になり賃金の値上げを要求、賃金が上がると、、、
スパイラルに陥り、インフレがさらに加速したと言われています。
円安はなぜ起こったか?
結論から言うと、海外諸国の政策金利と日本の政策金利に大幅な開きがあり、二国間の金利差が広がると、金利が高い国のお金が集まるため、必然的にその通貨が買われるため円の価値がどんどん下がり円安となるのです。
2022年11月7日現在、1年前と比べると例えば、
米国債10年物利回りは 4.1%台
日本国債10年物利回りは 0.25%台
何と約16倍の開きがあります。
また約1年前はというと
1.47%台
11月8日終値
国債10年物利回りは 1.47%台
日本国債10年物利回りは 0.05%台
でした。
1米国ドルあたり113円から114円台でした。
それでは円安にもなりますよね、11月7日現在、1米国ドルあたり、146円台です。
政策金利を引き上げた理由
海外各国はインフレを必死で抑えようと、政策金利を引き上げることにしました。
2022年11月現在、まさにその最中でFRB(米国において、日本における日銀と同じ、「米国連邦準備制度理事会」)が0.75ポイント利上げ、今後も続く可能性が高いなどよくニュースで取り上げられていると思います。
金利をあげるとなぜインフレ抑制となるかについて、簡単ですが以下の通りとなります。海外各国は以下を想定して政策金利を上げています。
①金利が上がると、借入の支払利息が増え企業の収益が減少したり、新規借入についての条件が前より不利になりました。
②企業が投資に使えるお金が減りました。
③設備や広告、人材等に投資出来なくなって、モノやサービスの売れ行きが減少してしまいました。
④企業の業績に悪影響が出て、株価は下落してしまいました。
さらにリスクがある株式投資より、金利が高くリスクがない国債等にお金が流れるため、追い打ちをかけて株価が下落してしまいました。
⑤企業の成績が悪いので、給与が上がらない、もしくは下がってしまいました。
⑥モノ、サービスが売れないため、購入していただける妥当な価格までモノやサービスの価格を下げました。
⑦景気が伸び悩み、モノ、サービスの価格が落ち着いてきました。
⑧インフレ抑制完了!
今後のインフレ、円安について
世界各国は、物価上昇がおさまるまで、引き続き金利を上げるようです。
日本はご存じの通り、据え置き路線です。
米国などは、2023年の中ごろにはインフレがおさまるのではないかという予想があります。
ただ、2022年今年も、インフレ抑制、景気後退などささやかれた時期がありましたが、FAB議長のコメント等や利上げ実行からインフレが終わっていないことを示しています。
今後の動向について、引き続き注視する必要性があります。
我々は今後どうしていくべきか?
海外の経済、日本の経済について、個人で円高にしてほしいとか、インフレ抑制してほしいなど、出来ることではありません。
我々にできることは自らの資産を守ることです。
結論から言えば、「円をそのまま預貯金しておくのではなく、様々な資産に変える」です。
ドル建てしてもよいし、インデックス投資しても良い。みなさんの資産状況にあわせて運用方法を検討してみる価値は十分にあります。
資産を守るということは、極端な例ですが、2002年8月 59円(税抜)で買えたハンバーガーが2022年11月現在150円(税抜)で買えます。
2002年時100円を預金してたとして、利息がついたとしても 預けた100円で現在ハンバーガーを買うことができません。
急激な勢いで円安となっており、円の価値が落ちています。ハンバーガーが59円で買える時代は今後いつ来るかわかりません。
預貯金が悪というわけではなく、自分の資産は自分が守る、誰も守ってくれない。
ということを肝に銘じて、資産の一部を円以外の資産に変えることを専門家は推奨しているんだと思います。
事実、私もかなり円以外の資産に変えたり、投資したりしています。
利息がつきにくい、円預貯金一択の時代は終わったように思います。
みなさんも自らの資産を守るために、色々考えてみませんか?
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